浜松市中区八幡町の花屋　|　さくらやブログ

朝からネコのトトが妙に甘えて
「ニャァ・・ァ・・・・」と超音波みたいなちいさな声で
しゃべってはごろんとくっついてきます。
いつもは案外放って置かれたいたいタイプなので、
なんか気持ちの変化か、そんな季節なのでしょうか？


今日は、ひさしぶりにお花の登場する絵本の紹介です！

名コンビ、筒井頼子さん（文）と林明子さん（絵）の「とん　ことり」です。

いなかに引っ越してきたかなえは、
忙しそうに片付けするお母さんには相手にされず、
知らない町、知らない人に少し不安になりますが
「とん　ことり」という郵便やさんがきた音とともに
郵便受けにすみれの花が届けられます。
急いでドアを開けてももう誰もいません。


そのあともたんぽぽの花、お手紙が「とん　ことり」と届けられますが、
誰だかはわかりません。
そして、おりがみの人形が入ってきたとき、やっと差し出し人を見つけました！

おない年くらいのおさげのおんなのこです。
「あそびにいこう」
ちいさな声でさそってくれたおんなのこが
新しい町でのさいしょのお友達になりました・・・！


小さな子どもも、お花が自分の気持ちを届けてくれるものだということを
自然にわかっているんだなあと思います。

バラやカサブランカよりも、時に、
野原に咲いているすみれやたんぽぽのほうが
メッセンジャーにふさわしいのかもしれません。

筒井・林コンビの作品は、言い方はありきたりですが、
「子どもの目線」が徹底していて、
大人はせわしく動き回る大きなおしりだったり、
大きな声や早口が子どもにとっては脅威だったりするところが
自分の記憶にはたらきかけて、
主人公の子どもの気持ちにぴったりくっつくことができます。

本屋さんでみかけたら、ぜひ読んでみてください！


すみれといえば、パンジーとビオラをかけあわせた「よく咲くスミレ」、
新色（新フレーバー）が入りました。

薄い紫色がピーチ、青色はブルーハワイです。
各色：160円
また今回も人気で残りわずか。早めに見にいらしてください。


今日のさくらやBGM（社長選）

ジョン・コルトレーン「ブルートレイン」 '57
若かりしジャズの巨人たちの演奏。弾けるようにフレッシュな音。



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